5回 ネットワーク生態学シンポジウム

開催日:2009年3月9日(月)-10日(火)

開催地:沖縄国際大学

ポスター優秀賞

2009年3月9日(月)-10日(火)沖縄国際大学にて開催された第5回ネットワーク生態学シンポジウムのポスター優秀賞は,参加者の投票により相馬亘(NiCT/ATR CIS 応用ネットワーク科学) の「擬相関行列を基にしたネットワーク推定 」に決定しました.

一般講演優秀賞

2009年3月9日(月)-10日(火)沖縄国際大学にて開催された第5回ネットワーク生態学シンポジウムの一般講演優秀賞は,参加者の投票により橋本康弘(東京大学大学院工学系研究科システム創成学専攻) の「SNSにおけるコミュニティ構造の時系列分析 」に決定しました.

シンポジウム概要

第5回目のシンポジウムとなる今回は,2009年3月9日(月)-10日(火)の2日間,那覇市内からも近い沖縄国際大学にて開催致します.特別セッションとして,オーガナイズド,パネル討論,企画講演を,懇親会では沖縄舞踊等を企画しています.

一般セッションでは,「ネットワーク」に関わる情報通信,統計物理,アルゴリズム, 生物学,経済学,社会学などの分野から講演とポスターを幅広く募集致します.

おもなトピックス


  • 複雑ネットワーク(スモールワールド・スケールフリーモデル)

  • ウィルス拡散や連鎖的被害(停電、渋滞、倒産など)の防御策

  • Webポータルやコミュニティの抽出

  • 企業等のソーシャルキャピタルの調査・活用, ブログ解析

  • 情報空間の可視化

  • ネットワーク経済指標

  • ネットワーク中心性

  • SNS, 口コミや情報流通

  • 生物的・社会的メカニズムに誘発されたネットワーク設計

  • 動的適応通信,自律分散システム

  • P2P,センサやアドホックネットワーク

  • 自己組織化経営

重要日程

  • 発表参加申込締切:20081231

        • 発表者名,発表タイトル,著者リスト,概要300字,論文(Extended abstract)

        • 論文締切:2009年2月20 アップロード方法は参加申込者に別途通知します

  • シンポジウム開催日:2009年3月9日(月)-10日(火)

申し込み

  • 発表参加登録用のGoogleフォーム:リンク

  • 聴講参加登録用のGoogleフォーム:リンク

提出論文(Extended abstract)について

  • フォーマット:任意(A4サイズ)

        • 1ページ目にタイトル,著者名,所属を含むこと

  • ページ数:2ページ

  • ファイル形式:PDF

  • 提出締切:2009年2月20日

  • アップロード方法は参加申込者に別途通知します

ポスターについて

  • SpatialChat(https://spatial.chat/)を使用したオンラインポスターセッションを開催予定です

  • フォーマット:任意(A1横長サイズ<縦594mm,横841mm>)

  • ファイル形式:SVGまたはPDF(SVG形式に変換して使用します)

  • 提出締切:2009年2月20日

  • アップロード方法は参加申込者に別途通知します

プログラム(確定版)

  • 3月9日(月)

    • 8:30-9:00 受付

    • 9:00-11:05 一般講演O1:ネットワークダイナミクス(司会 増田)

    • 11:05-12:30 ポスターセッション

    • 12:30-13:45 昼食

    • 13:45-14:45 パネル討論:いまインターネットで何がおこっているのか

    • 14:45-14:55 休憩

    • 14:55-17:00 一般講演O2:可視化・構造分析(司会 相馬)

    • 17:00-17:10 休憩

    • 17:10-18:10 企画講演:マーケティング・ネットワークと社会ネットワーク分析

    • 18:30-    懇親会(沖縄舞踊実演)


  • 3月10日(火)

    • 9:00-10:30 オーガナイズド:ネットワーク組織におけるオープンソース的開発の可能性

    • 10:30-10:40 休憩

    • 10:40-12:20 一般講演O3:時系列分析(司会 木村)

    • 12:20-12:30 次回のご案内

一般講演


  • 一般講演 1:ネットワークダイナミクス(司会 増田)

    • O1-1:感染症伝播の疫学と情報の拡散伝播 中村彰, 片平昌幸(秋田大学医学部 社会環境医学講座医科学情報学分野)

    • O1-2:ランダム・グラフ上の離散時間量子ウォーク 町田拓也,瀬川悦生,今野紀雄(横浜国立大 大学院工学府システム統合工学専攻 機械システムコース)

    • O1-3:スモール・ワールド・ネットワークにおけるニューロンの同期発火 徳山俊, 北島博之(香川大学)

    • O1-4:複雑ネットワークのクラスタリング係数について 守田智(静岡大学工学部)

    • O1-5:病院内ネットワークの構造に基づく院内感染対策 上野太郎 (熊本大学), 増田直紀 (東京大学)

    • O1-6:繰り返し囚人ジレンマにおける模倣ダイナミクスの協調進化に与える影響 塚本鋭(東京大学大学院工学系研究科),白山晋(東京大学人工物工学研究センター)


  • 一般講演 2:可視化・構造分析(司会 相馬)

    • O2-1:Topigraphy:Tag Mountains 松林達史, 山田武士(NTT コミュニケーション科学基礎研究所), 藤村孝(NTTサイバーソリューション研究所)

    • O2-2:双曲型多層円グラフ及び,再帰的コミュニティ抽出法による, 大規模関係性データの視覚化手法 村里英樹, レオン末松 豊インティ(NiCT/ATR CIS 応用ネットワーク科学)

    • O2-3:複雑ネットワークとしてのインターネッとそのネットワーク帯域性能 川原正人, 今中規景, 伊達正晃, 中平佳裕, 中井敏久(沖電気工業株式会社)

    • O2-4:統計熱力学形式を用いたコミュニティ構造の抽出 高口太朗,*江島啓,出尾美佳,宮崎修次(京都大学情報学研究科,*KDDI株式会社)

    • O2-5:複雑ネットワークにおける主要部分グラフの抽出 梶田康博, 長谷川智史, 穴田一(武蔵工業大学 工学研究科)

    • O2-6:進化手法によるネットワークの最適化 申昇燁, 生天目章(防衛大学校)


  • 一般講演 3:時系列分析(司会 木村)

    • O3-1:コンテキスト依存の情報構造化技術 鷲崎誠司, 森下慎次, 藤岡健吾, 長谷川雅一, 林良一, 綱川光明(NTTサイバースペース研究所)

    • O3-2: iPhone3G に関する会話ネットワークはいかに変化したか?-組織内コミュニケーションの分析 森俊勝, 馬場崇徳, 高階勇人, 瀬良浩太(株式会社 構造計画研究所), 水野誠(明治大学)

    • O3-3:オンラインストアにおける商品の共購買ネットワークの分析 井庭崇, 北山雄樹, 伊藤諭志, 西田亮介, 吉田真理子(慶應義塾大学環境情報学部)

    • O3-4:SNSにおけるコミュニティ構造の時系列分析 橋本康弘, 長田一登, 陳Yu, 大橋弘忠(東京大学大学院工学系研究科システム創成学専攻)

    • O3-5:成長するネットワーク上の協調モデル 石川孝(日本工業大学)

ポスターセッション

  • P1:地理空間上のネットワークモデルのいくつかの特性 奥村浩徳, 林幸雄(北陸先端科学技術大学院大学)

  • P2:連想辞書から複雑ネットワークへ--次数分布のシミュレーション 赤間啓之(東京工業大学大学院社会理工学研究科)

  • P3:キャッシュ配置に効果的なトポロジ構造に関する考察 上山憲昭 (NTTサービスインテグレーション基盤研究所)

  • P4:複数のネットワークが介在する情報流通のMonte Carloシミュレーション 片平昌幸, 中村彰(秋田大学医学部 社会環境医学講座医科学情報学分野)

  • P5:複雑ネットワークの方法を用いたネットワークの構造による分類  川帝人, 鈴木泰博(名古屋大学情報科学研究科)

  • P6:コメント情報に基づくブログ空間の情報伝搬分析  伊藤政志, 木村昌弘(龍谷大学), 斉藤和巳(静岡県立大学), 中野良平(中部大学), 元田浩(大阪大学産業科学研究所)

  • P7:ゲストブックネットワークの成長分析 津田洋平, 瀬戸秀孝, 熊野雅仁, 木村昌弘(龍谷大学)

  • P8:ミニブログのネットワーク構造分析 山崎正晃, 瀬戸秀孝, 熊野雅仁, 木村昌弘(龍谷大学)

  • P9:イノベーター理論を用いたブログユーザの行動予測 山本和紀, 伊藤政志, 熊野雅仁, 木村昌弘(龍谷大学)

  • P10:ミニブログのネットワークコミュニティの分析 瀬戸秀隆, 木村昌弘(龍谷大学)

  • P11:地震の複雑ネットワークのダイナミカルな発展 鈴木徳一(日本大学理工学部)

  • P12:p-Clustering, String and Adjacent Matrix Formulation 豊田規人(北海道情報大学)

  • P13:SNSを利用した大学間学習コミュニティの可能性 山川修(福井県立大学 学術教養センター)

  • P14:擬相関行列を基にしたネットワーク推定 相馬亘(NiCT/ATR CIS 応用ネットワーク科学)

  • P15:大規模なネットワーク解析ツールをオープンソースとして開発・利用するプラットフォームの開発と参加者募集佐藤恵介, 林幸雄, 小野泰正(北陸先端科学技術大学院大学)

  • P16:商品開発リンクによるECサイトのビヘイビア変化 河内佑美, 吉村真弥, 吉井伸一郎(サイジニア株式会社)

  • P17:アニメ声優の共演ネットワークの可視化と分析 花房真理子, 井庭崇 (慶應義塾大学総合政策学部)

  • P18:創発ネットワーク研究が果たすべき役割と今後の研究課題についての一考察 澤井秀文(NICT神戸研究所未来ICT研究センター)

  • P19:コードを基にした楽曲ネットワークの可視化と分析  広瀬隼也, 井庭崇(慶應義塾大学 環境情報学部)

  • P20:「協力度」を考慮した戦略による, ネットワーク上での協力の進化  岩田学, 秋山英三(筑波大学大学院システム情報工学研究科)

  • P21:極値理論によるしきい値モデルの漸近解析 井手勇介(横浜国立大学),藤原明広(関西学院大学), 内田真人(九州工業大学),巳波弘佳(関西学院大学),増田直紀(東京大学),今野紀雄(横浜国立大学)

  • P22:SNSにおけるコミュニケーションネットワーク成長過程の分析 山本仁志, 諏訪博彦(立正大学), 小川祐樹(電気通信大学), 岡田勇(創価大学)

  • P23:植物個体群における競争ネットワークの構造分析 中河嘉明(筑波大学大学院生命環境科学研究科), 横沢正幸(農業環境技術研究所), 麹子茂(法政大学),原登志彦(北海道大学)

  • P24:科学的発見と発明を行う集団は相互に影響するのか 井上寛康(大阪産業大学)

  • P25:実空間における人々の行動ネットワークの可視化と分析 三宅桐子, 井庭崇(慶應義塾大学 環境情報学部)

  • P26:OSSの障害修正における開発者ネットワークの分析 伊原彰紀, 大平雅雄, 小山貴和子, 松本健一(奈良先端科学技術大学院大学)

  • P27:コミュニティ媒介性:OSS開発における協調作業への媒介度を評価する指標 大平雅雄, 柗本真佑,松本健一(奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科)

  • P28:複数の確率過程を含んだ混雑に対するゲーム理論的評価 大塚一路, 西成活裕(東京大学大学院 工学系研究科 航空宇宙工学専攻)

  • P29:経済ネットワークの生成モデル構築へ向けた企業成長メカニズムの研究 友寄全志(琉球大学理学部物質地球科学科物理), 藤本祥司, 石川温(金沢学院大学)

  • P30:エージェントモデルを用いた情報伝播のモデル化 目黒有輝, 田中敦(山形大学工学部情報科学科)

  • P31: ソーシャルネットワーク分析を用いた大学生の就職活動パフォーマンスの実証調査 五十川ゆかり,宮田真衣,上林憲行(東京工科大学メディア学部メディア学科)

  • P32:複雑ネットワークから見た生物の保全 佐藤一憲 (静岡大学工学部システム工学科)

  • P33:一般の複雑なネットワークに対するウィルソン流繰り込み群の方法に向 けた研究市川憲人, 内田真人, 鶴正人, 尾家裕二(九州工業大学)

特別セッション

  • オーガナイズド:ネットワーク組織におけるオープンソース的開発の可能性

  • 司会:林幸雄氏(北陸先端科学技術大学院大学)

  • 問題提起:ユイマールとウィキノミクスとの接点から

  • 招待講演:瀧田佐登子氏(Mozilla Japan代表理事)

  • タイトル:Mozilla Firefox にみるオープンソースの可能性

  • 21世紀は情報ネットワークの時代として,工業化社会における階層的組織よりも,むしろ農業の時代の労働形態に似つつある.世界規模の情報通信インフラを活用することで,マスコラボレーションによる開発・生産が既に現実化し,製造業を含む多くの産業における協業プロセスに影響を与え,とりわけソフトウェア開発においてはオープンソースが必要不可欠となっている.そこで,沖縄の伝統的労働交換の仕組み「ユイマール」や,代表的なWebブラウザ「Firefox」の事例を通じて,有能な人材が参加するようにコミュニティをどう維持運営していくのか?,特にネットワーク分析のアプリケーション開発や自律的な並行分散イノベーションの観点から議論したい.


  • パネル討論:いまインターネットで何がおこっているのか

  • 司会:小島一浩氏(独立行政法人 産業技術総合研究所)水越一郎氏(株式会社NTT東日本)明石修氏(日本電信電話株式会社NTT未来ねっと研究所)河野美也氏(ジュニパーネットワークス株式会社)風間一洋氏(日本電信電話株式会社NTT未来ねっと研究所)

  • インターネットは,ネットワークのネットワークといわれるように, 各サブネットワークの自律性,サブネットワーク同士の柔軟な接続性,通信機能階層化モデルによる階層間独立性によって発展し,今日では社会経済活動における重要なインフラとなっている.しかしその自律性・拡張性により,インターネットトポロジー全体を把握することは困難となる一方,YouTubeのように大量のトラフィックが集中する動画サービス,BitTorrentをはじめとするアプリケーション層上のオーバーレイネットワークなど,インターネット誕生時とは異なるトラフィックパターンを生成するサービスやユーザー行動が顕著化し,トポロジーを意識したトラフィック制御の必要性などインターネットは新らたな局面を向かえているといえる.本パネルディスカッションでは,インターネットの下層部をなすレイヤー1~3(物理層,データリンク層,ネットワーク層)について,ネットワークマネージメント,ルータ開発,ルーティングプロトコル研究の方々を交え,現在のインターネットの構造とトラフィックダイナミックス,現状の問題点と今後のネットワークやプロトコルの設計に関して議論を行う.

  • 企画講演:マーケティング・ネットワークと社会ネットワーク分析

  • 司会:金光淳氏(京都産業大学 経営学部)

  • 近年, 社会ネットワークに注目するマーケティングが台頭している,このセッションでは口コミマーケティングを中心として,マーケティングの専門家による社会ネットワーク分析の応用可能性について発表をいただき,また論じてもらいます.


  • 濱岡豊氏(慶應義塾大学)

  • タイトル:マーケティングにおける社会ネットワーク分析の過去、現在、将来

  • マーケティングや経営学における領域を中心に、これまでに行われてきた情報や影響の流れ、コミュニケーションとパフォーマンスとの関係などについての研究をレビューし、それらからの知見や課題、今後の展望を述べたい。さらに、マーケティングと情報科学系とのコラボの可能性などについても言及する。

  • 山本晶氏(成蹊大学)

  • タイトル:クチコミ・マーケティングの実践に向けて

  • インターネット上では掲示板、コミュニティ、ブログ、SNSなど多様なインタラクションの場が提供され、リンクやトラックバックなどによって消費者間ネットワークが形成されている。本報告では化粧品のクチコミサイトの消費者間ネットワークに着目し、ブランド選好予測やインフルエンサーの発見といったマーケティング課題への社会ネットワーク分析の活用を試みる。