第13回 ネットワーク生態学シンポジウム

開催日:2016年8月22日-23日

開催地:オークラアカデミアパークホテル


ポスター優秀賞

2016822日-23日にオークラアカデミアパークホテルで開催された第13回ネットワーク生態学シンポジウムのポスター優秀賞は,参加者の投票により澤井 秀文, 佐藤 彰洋 の「経済・社会・環境データを用いた高機能なグローバル航空輸送ネットワークへの再編 , 邱シュウレ, 稲木誓哉, 貫井駿, 村田剛志, 岡本洋の「ランダムウォークモジュール分解に基づく二部ネットワークからのコミュニティ検出およびその実課題への適用

に決定しました.

シンポジウム概要

第13回目のシンポジウムとなる今回は,2016年8月22日(月)-23日(火)の2日間,オークラアカデミアパークホテルにて合宿形式で開催致します.今回は2件のチュートリアル講演,3件のオーラル発表,1件の国際会議報告を行います.

一般発表は基本的にポスター発表にすることで,多くの参加者とのより深い議論が可能になっています.なお,優れた発表はオーラル発表といたします.

また,今年はネットワーク科学の特集号も企画しております.ネットワーク生態学シンポジウムでの議論を踏まえた論文のご投稿をお待ちしております.

ネットワーク研究を始めようとする大学生,大学院生から,ネットワークについて造詣の深い研究者まで幅広い層がお互いに刺激し合えるような合宿となっておりますので,皆様ふるってご参加下さい.

一般発表セッションでは,「ネットワーク」に関わる情報通信,統計物理, アルゴリズム, 生物学,経済学,社会学などの分野から発表を幅広く募集致します.

おもなトピックス


  • 複雑ネットワーク(スモールワールド・スケールフリーモデル)

  • ウィルス拡散や連鎖的被害(停電、渋滞、倒産など)の防御策

  • Webポータルやコミュニティの抽出

  • 企業等のソーシャルキャピタルの調査・活用, ブログ解析

  • 情報空間の可視化

  • ネットワーク経済指標

  • ネットワーク中心性

  • SNS, 口コミや情報流通

  • 生物的・社会的メカニズムに誘発されたネットワーク設計

  • 動的適応通信,自律分散システム

  • P2P,センサやアドホックネットワーク

  • 自己組織化経営

重要日程

  • 発表参加申込締切:20166月24日()-->延長:7月1日(金)

        • 発表者名,発表タイトル,著者リスト,概要300字,論文(Extended abstract)

        • 論文締切:2016729日(金)アップロード方法は参加申込者に別途通知します

  • 聴講参加申込締切:2016729日(金)-->延長:85日(金)

  • シンポジウム開催日:2016822日(月)-23日(火)

申し込み

  • 発表参加登録用のGoogleフォーム:リンク

  • 聴講参加登録用のGoogleフォーム:リンク

提出論文(Extended abstract)について

  • フォーマット:任意(A4サイズ)

        • 1ページ目にタイトル,著者名,所属を含むこと

  • ページ数:2ページ

  • ファイル形式:PDF

  • 提出締切:2016年7月29日(金)

  • アップロード方法は参加申込者に別途通知します

ポスターについて

  • SpatialChat(https://spatial.chat/)を使用したオンラインポスターセッションを開催予定です

  • フォーマット:任意(A1横長サイズ<縦594mm,横841mm>)

  • ファイル形式:SVGまたはPDF(SVG形式に変換して使用します)

  • 提出締切:2016年7月29日(金)

  • アップロード方法は参加申込者に別途通知します

  • 8月22日

    • 12:30-13:30受付

    • 13:30-14:30チュートリアル講演1(斉藤和己先生)

    • 14:45-15:30ポスター奇数番のアピール

    • 15:30-17:00ポスターセッション(奇数番コアタイム)

    • 17:15-18:15国際会議報告

    • 19:00-20:30夕食兼懇親会

    • 21:00-ナイトセッション


  • 8月23日

    • 07:30-08:30朝食

    • 09:00-10:30オーラル発表(3件)

    • 10:45-11:30ポスター偶数番のアピール

    • 11:30-13:00ポスターセッション(偶数番コアタイム)

    • 13:00-14:30昼食+運営委員会

    • 14:30-16:00チュートリアル2(Prof.Hiroki Sayama)

    • 16:00-16:15クロージング

ポスターセッション

  • 1.同調圧力がネットワーク上の進化ワクチンゲームに与える影響 一ノ瀬元喜(静岡大学)

  • 2.情報通信産業における生態ネットワーク 池末成明(総合研究大学院大学)

  • 3.社会関係の強さに基づく社会的グルーミング戦略の適応性 高野雅典,一ノ瀬元喜(株式会社サイバーエージェント 秋葉原ラボ,静岡大学 学術院工学領域 数理システム工学系列)

  • 4.人口分布に従った遅延耐性ネットワークの最適化 GAO YANG, 林 幸雄(北陸先端科学技術大学院大学 知識科学研究科)

  • 5.伝搬速度限定モデルの情報伝搬シミュレーションと考察 皆川 拓,谷 聖一,豊泉 洋(早稲田大学大学院基幹理工学研究科,日本大学文理学部,早稲田大学会計研究科)

  • 6.経済・社会・環境データを用いた高機能なグローバル航空輸送ネットワークへの再編 澤井 秀文(1), 佐藤 彰洋(2)((1)国立研究開発法人 情報通信研究機構 ユニバーサルコミュニケーション研究所, (2)京都大学大学院 情報学研究科/ PRESTO)

  • 7.A Netwok Generation Model Based on Network Structures FAN Chao, TORIUMI Fujio(Graduate School of Engineering, The University of Tokyo)

  • 8.多変量時系列データのネットワーク化について 谷澤俊弘・中村知道・Michael Small(高知工業高等専門学校・兵庫県立大学大学院シミュレーション学研究科・University of Western Australia)

  • 9.日本のTVアニメーション業界のネットワーク分析と可視化 吉澤康介 今井哲郎 三宅修平(東京情報大学)

  • 10.仙台湾沿岸域における震災前後の森林の連結性の解析 平山英毅,富田瑞樹,原慶太郎(東京情報大学 大学院総合情報学研究科)

  • 11.Webページの評価指標の妥当性の評価 永田裕史, 今井哲郎, 吉澤康介, 三宅修平(東京情報大学 総合情報学部)

  • 12.非負値テンソル因子分解を用いた混雑予測技術 松林達史,佐藤大祐,幸島匡弘(NTT)

  • 13.災害発生時における空間的拡がりをもつ被害を想定したネットワーク構築 山中康行, 林幸雄(北陸先端科学技術大学院大学)

  • 14.道路網状土台の上で成長する頑健な通信網の構造的特徴 松久保 潤, 林 幸雄(北九州工業高等専門学校, 北陸先端科学技術大学院大学)

  • 15.ピボット選択法と距離定義の違いによる類似探索性能評価 宋鵬 斉藤 和巳(静岡県立大学)

  • 16.地方自治体のオープンデータ化における情報流通ネットワーク 吉田暁生、野田哲夫、本田正美(島根大学法文学部、島根大学法文学部、島根大学戦略的研究推進センター)

  • 17.Characterizing spatial networks based on degree mixing patterns and inter-node link distance distributions アリフ マウラナ、斉藤和巳、池田哲夫、湯瀬裕昭(静岡県立大学)

  • 18.民主度指数を用いた代表選と一票格差への考察 趙 亮(京都大学大学院総合生存学館)

  • 19.産業連関表の質的化と中心性尺度の頑健性ーRAS法を用いたシミュレーションによる確認 田村肇(筑波大学図書館情報メディア研究科)

  • 20.ネットワークの空間性と感染方法がもたらす感染症拡散への影響 佐久間 大和(静岡大学)

  • 21.階層的ネットワークコミュニティ分解に基づく専門用語辞書からのタクソノミー自動構築 稲木誓哉1,邱シュウレ1,渡部雅夫1,貫井駿2,村田剛志2,岡本洋1(1 富士ゼロックス(株) 研究技術開発本部,2 東京工業大学 情報理工学院 情報工学系)

  • 22.アンケート調査による観光スポット遷移データからの異常回答検知 大石真生,鈴木優伽,斎藤和巳,渡邉貴之(静岡県立大学大学院経営情報イノベーション研究科)

  • 23.レイヤ間の類似度に基づいた人工マルチレイヤネットワークの生成手法 名部井康博 村田剛志(東京工業大学大学院 情報理工学研究科 計算工学専攻 村田剛志研究室)

  • 24.計量文献学における複雑ネットワーク解析 角谷祐輝(京都大学大学院情報学研究科複雑系化学専攻非線形物理学講座)

  • 25.ランダムウォークモジュール分解に基づく二部ネットワークからのコミュニティ検出およびその実課題への適用 邱シュウレ1,稲木誓哉1,貫井駿2,村田剛志2,岡本洋1(1 富士ゼロックス(株) 研究技術開発本部, 2 東京工業大学 情報理工学院 情報工学系)

  • 26.niche空間上の開放進化系ネットワークの解析 杉山和也、守田智(静岡大学大学院総合科学技術研究科工学専攻)

  • 27.論文引用ネットワーク分析の国際政治学への適用 ─臨界負荷量の認識共同体を事例として─ 岡本 哲明、石井 敦(東北大学東北アジア研究センター)

  • 28.群れモデルに基づくオピニオン形成の変化点検出 鈴木優伽* 斉藤和巳* 風間一洋**(*静岡県立大学経営情報イノベーション研究科 **和歌山大学システム工学部)

  • 29.圧縮センシングを用いたネットワーク構造の圧縮と復元 川人一生,須鎗弘樹(千葉大学大学院融合科学研究科)

  • 30.尖度と歪度に基づくオブジェクトの中心性分析 山岸祐己,斉藤和巳(静岡県立大学)

オーラル発表

  • 多変量時系列データのネットワーク化について

      • 谷澤俊弘・中村知道・Michael Small(高知工業高等専門学校・兵庫県立大学大学院シミュレーション学研究科・University of Western Australia)

  • レイヤ間の類似度に基づいた人工マルチレイヤネットワークの生成手法

      • 名部井康博 村田剛志(東京工業大学大学院 情報理工学研究科 計算工学専攻 村田剛志研究室)

  • 圧縮センシングを用いたネットワーク構造の圧縮と復元

      • 川人一生,須鎗弘樹(千葉大学大学院融合科学研究科)

チュートリアル講演

  • 講演者

    • 斉藤和己 氏(静岡県立大学 経営情報学部 教授)

  • 題目

    • 「大規模ネットワークでの中心性計算と影響最大化」

  • 概要

    • 各ノードの中心性や影響度計算は、情報拡散最大化など多様な応用に向けたネットワーク分析の基本タスクである。ただし、ネットワーク規模の増 大に伴い、一般に、全ノードの中心性や影響度などを求める計算量は膨大になる。よって、この問題解決に向けて多様な研究が活発に展開されてい る。本トークでは、まず、代表的な関連研究をサーベイしつつ、中心性や影響度計算の一般的な基本問題設定について述べる。次に、影響最大化問 題と密接に関連する可到達ノード数計算に焦点を絞り、Edith Cohen の提案した bottom-$k$ sketches に基づき、可到達ノード数を近似的に求める理論とアルゴリズムについて紹介する。最後に、講演者らの最新の研究成果として、ネットワーク構造の簡素化変形 に基づき、可到達ノード数を厳密に求める手法について簡単に触れる。


  • 講演者

    • Hiroki Sayama(Director, Center for Collective Dynamics of Complex SystemsAssociate Professor, Department of Systems Science and Industrial Engineering Director, Graduate Program in Systems Science Binghamton University, State University of New York, USA)

  • 題目

    • Recent Trends in Network Science (ネットワーク科学における最新動向)

  • 概要

    • Network science keeps expanding its theoretical and application fronts in various directions. In this talk, I will provide my own view of what the recent trends are in this field, solely based on my personal experiences of being involved in several international conferences and communities. Specifically, I will review some of the recent exemplar work in the following topics in network science: (1) detecting multiscale properties and hierarchies, (2) constructing higher-order models, (3) coupling dynamics on and of networks, (4) understanding resilience of networks, (5) applications to neuroscience, (6) applications to economics, marketing and finance, and (7) network science and education. An emphasis will be laid on the first four topics, which are applicable to the analysis of structure and dynamics of social networks in particular.


  • 学会参加報告

    • 講演者

      • 臼井翔平(東京大学大学院工学系研究科 博士課程)

    • 題目

      • NetsciX2016国際会議速報