情報処理学会ネットワーク生態学シンポジウム


プログラム

8月3日

12:30-13:30受付
13:30-13:40オープニング
13:40-15:10チュートリアル講演1 村田先生
15:10-15:30休憩
15:30-17:30ポスターセッション(奇数番コアタイム)
17:30-18:00休憩
18:00-BBQ懇親会

8月4日

07:30-08:30朝食
08:30-10:00自由討論
10:00-11:30チュートリアル講演2 佐藤先生
11:30-13:00昼食+運営委員会
13:00-15:00ポスターセッション(偶数番コアタイム)
15:00-15:10クロージング

ポスターセッション

ポスター一覧

チュートリアル講演

講演者
村田剛志 氏(東京工業大学 大学院情報理工学研究科)
題目
「Multilayerネットワークとコミュニティ抽出」
概要
ネットワーク分析においては、単一種類の辺や頂点からなるネットワーク構造 として対象世界を表現することが多い。そのような表現も重要ではあるが、 対象世界がもつ多様な情報を過度に捨象してしまうことが少なくない。 本講演では、現実の多様な構造データを表現し分析する枠組みとして注目されて いるMultilayerネットワークについて概説するとともに、コミュニティ抽出や 可視化のためのツールなどについても紹介する。



講演者
佐藤彰洋 氏(京都大学 大学院情報学研究科)
題目
「社会経済システムに対するデータ中心科学:空間リスク、経済、エネルギーをめぐって」
概要
概要 本講演では社会経済システムにおけるデータの収集、蓄積、分析、解釈を通じたデータ中心科学の方法が我々の社会経済システムを研究するためにどのように利用できるかについて、特に、社会経済システムのネットワーク構造の把握、空間リスク、経済性、エネルギー消費の観点からの分析結果を交えながら紹介する。初めに、Aki-Hiro Sato, Applied Data-Centric Social Sciences (2014) Springer, (Tokyo)の空間計量の箇所を解説する。次に、我々の社会経済システムに対してレジリエンスを実装するための方法を紹介する。我々の社会にレジリエンスを実装していくためには、現状の状態を計測し、将来のリスクを予見しつつ、経済社会システムを多層的システムの連関として捉えることにより、その構造の可視化を行い、脆弱箇所の特定を行っていく必要がある。本講演では、空間リスクを空間に存在する潜在的な危険因子の発生確率(ハザード)と、その場所で危険に曝されている経済社会的な価値の積として定量化される物理的エクスポージャーとして定量化し、日本国内における物理的エクスポージャーの空間分布を計量した結果と、航空輸送ネットワークにおけるリスクを計量した結果について報告する。また、持続可能な発展を社会経済システムに取り入れるために、経済とエネルギーとの関係から、我々の社会経済システムの状態が地域的にどのように異なっているかについて定量的に調べ、リスク、人口、雇用、エネルギー消費等がどのように関連するかを示す。最後に、社会経済システムのネットワーク構造をどのようにデザインするべきか、また、政策決定者に科学を道具として利用してもらえるために、科学者がどのように行動していくべきかについて、グローバルシステム科学(Global Systems Science; GSS)の取り組みを紹介する。